【全体のコンセプト】
・南西と東で２面接道している恵まれた敷地条件を生かして、機能的でありつつ、伸びやかで魅力あるすまいとなるよう工夫しました。
・ガレージを敷地西側に母屋を敷地東側に設け、それぞれ車は南西側から、人は北東側からアクセスをとり、歩車分離を図りました。
・３台分のガレージ前には広々とした転回スペースを設けて、ゆとりを持って車の出入りができるようにしました。
・芝目地の舗装として庭として魅力ある空間となるよう工夫しました。
・車の出入りがない時は、お子様が自転車を乗ったり、一緒にボール遊びをしたりできるプレイロットとしてもご利用できます。
・建屋本体は東西に長い敷地形状に沿ってリニアなレイアウトとしました。
・各所に植栽を施し、庭を取り込んだ開放的なすまいとなるよう工夫しました。

【こだわりのポイント】
■１階
・ガレージ
転回スペースを設けているので道路から安全に出入りできます。
各車室は3.1m × 6.3mの余裕をもった寸法としています。
車室脇に収納棚を設けて箱買いの商品やアウトドア用品、ガレージ用品などを収納できるようにしています。
ガレージから玄関まで回廊をつなぎ、雨に濡れずに母屋へアクセスできるようにしました。
パントリーへの出入口を設けて、直接アクセスできるようにしています。
・玄関
アプローチには回廊沿いに植栽を施し、緑豊かな路地空間としています。
道路からクランクした位置に玄関を配置し、直接見えないよう工夫しました。
玄関脇と正面には庭に向けた開口部を設けて、広がりのあるエントランス空間としました。
土間収納→シューズインクローク→クローゼット→手洗いの裏動線を設け2wayの動線計画としました。
手洗いはトイレと共用です。
・LDK
LDKは1室空間としながらも、リビングとダイニングの間にキャビネットを配して、それぞれの場を緩やかに区切っています。
リビングに階段を配置しました。
ソファ座面と同じ高さに踊り場を設けて、家具と階段を有機的に結びつけ、流れるような空間のシークエンスを意識しました。
半間外にずらして生まれたコーナー窓とともに、居心地のよいスペースをつくっています。
正面の２階まで伸びた大きな壁面に、70インチ壁掛けTVをセットできます。
吹抜けを設けて、光あふれる、タテに抜ける空間としました。
畳コーナーをリビング片隅に設けました。
小上がりとして、ちょっと腰掛けたり、昼寝したり、お子様の遊び場としてもりようできるようにしました。
下部は引き出しを設けて、お子様のおもちゃ収納などにりようできるようにしています。
ダイニングとキッチンは横並びのレイアウトとしました。
キッチンはL字型でリビング対面として、ご家族の様子を見ることができるようにしています。
キッチン背後にカップボードを設けています。
カウンター奥行きを900mmとして反対側から簡単な食事をとったり、お子様が団欒の片隅で学習できるようにしました。
南向き開口部の３本引戸を開け放てば、ソファ、テーブル、ベンチを配したアウトドアリビングと一体的な利用ができます。
片隅に菜園スペースを設けて、ご自分で作られた食材を楽しむことができるようにしました。
・水周り
水周りはキッチン背後に設けて家事動線を最短にしています。
脱衣室には、洗濯機置場（２台分）、脱衣棚をもうけています。
浴室は南側の坪庭に向かって開口部を設け、緑を眺めながら入浴を楽しむことのできる、開放感のある空間としました。
天井物干し金物を設けて部屋干しにも対応できるようにしています。
・個室
玄関を挟んだ東側に6畳の個室と納戸を設けています。
２階の個室を間仕切ってお子様の部屋とされた時にはこちらを主寝室として利用できます。
現状では、奥様のネイルサロンとしてご利用できます。

■２階
・個室
10畳の部屋は4台分のベッドを置いてご家族一緒に寝ることができます。
布団や服をしまうクローゼットは造り付けとしないで、２室に間仕切してレイアウトが変わった際に移動できるようにしています。
廊下に面した３本引き分けを開放すると、吹抜けに面して本棚を設けたライブラリーと一体的な利用ができます。
南向きの高窓から天井に反射する柔らかな光を取り込みます。
4.5畳の個室は、１階個室脇のWICを使用しない場合に、クローゼットとしてもご利用できます。
東と西にルーフテラスを設けて、アウトドアリビングでの時間を楽しめるようにしています。